なぜ英語を(大量に)聞き流したらリスニング力が上がったのか?

こんにちは、もずくです。
この記事では、私の "英語が聞き取れないコンプレックス" が解消したのでその経緯と、その体験を活かして作ったアプリの簡単な紹介をします。
英語のあとを追いかけるように、日本語で読み上げるアプリ
まずは簡単にアプリのご紹介します。
TraceSpeaker(トレースピーカー)は、英語のYouTube動画を同時通訳者のようにワンテンポ遅れて日本語で読み上げるブラウザアプリです。
・TraceSpeaker 英語 → 日本語 BETA
https://trace-speaker-app-ja.apple-pepper.net
「百聞は一見にしかず」ということでこちらが実際のアプリの様子です。
このように
① まず英語が流れる
② その後にすぐ日本語が流れる
③ 何度もループして大量に聞き流す。
というプロセスを継続して、リスニング能力が向上させるアプリです。
なぜ作ろうと思ったのか(経緯)
そもそも僕自身が英語のリスニングが全くできませんでした。20歳から始めた音楽も音の聞き取りが苦手で、音がドレミで聞こえてきません。
どちらかといえば、英語よりも音楽でのコンプレックスの方が強烈だったかもしれません。
英語も音楽も、「大人になってからだと耳が良くならない」みたいな話をよく聴くし、みんなそう言っていたので、そういうものなのだと思ってました。
日常会話を聞き取れるようになるには、7~800時間は必要
しかし、人間の学習メカニズムについて学んでみると、英語が聞き取れない最大の原因は「聞き取れるようになるために必要な学習時間が全く足りていなかった」という、ただそれだけだったことに気づきました。
(英語YouTuberのニックはペラペラになるなら、4000時間はリスニングに当てる必要があると言ってます)
「聞き取るために必要なことをやってないから聞き取れない」つまり「やるべきことをやってないからできない」という当たり前のことにコンプレックスがあるというのも変な話だな、と思っていたら、ある日、こういったコンプレックスで悩むことはあまり無くなってました。
ただコンプレックスで悩まなくなったからといってリスニングが上達するわけでもないので、話は続きます。
リスニングが上達するきっかけは「大量のヒマな時間」
以前に音楽の受託制作の仕事をしてたのですが、無理して続けていたらストレスで心身共にダウンしてしまいました。僕には向いてなかったようです。
健康を取り戻すために仕事から離れたことで大量の時間ができたものの、何もしないのもしんどいので、英語でもやろうと考えました。
とは言っても学生以来、英語の勉強なんてしてなかったので
・中学~高校レベルの基本的な文法をYouTube復習して
・発音記号をノートにまとめたり
・好きなアニメを使ってオーバーラッピング、シャドーイングしたり
全体的に英語力が上がってる実感はあったものの、リスニング力がどうにも伸びている実感を得られていませんでした。

リスニングこそ "ながら" 学習した方が効率がいい
そんなある日、当時、僕がとても関心を持っていたアメリカ人の講演家の方が、日本人向けのプレゼンテーションをしてる音声を手に入れました。
通訳の方が同時翻訳されていて、合計8時間分ぐらいありました。
これを10ヶ月ぐらいだと思いますが
・毎日寝る前に流して、うとうと聴きながら眠りに落ちて、
・朝にうとうと聞きながら起床し、
・日中の自炊洗濯掃除等の家事なども音声を流しながらこなしていたら、
最初は見えなかったフレーズの輪郭がだんだん見えてきて、音自体も次第に拾えるようになってきました。(このときにかなり耳が開発された感覚がありました)
たぶん3日で1周してたとして、100周ぐらいはしたと思います。8時間の音声なので800時間です。
音声はプレゼンターの方が日本人に向けて、かつ、同時通訳の人への伝わりやすさも意識して話されていたため、比較的聞き取りやすいものでしたが、それでも最初は全然聞き取れませんでした。
正直、今もまだまだ完璧には聞き取れてはいません。いませんが、最初の頃に比べると驚くほど聞き取れています。
英語のYoutube動画などを見ても、発音がグチャッとしたゴリゴリネイティブスピードの英語は全然聞き取れないものの、比較的きれいに発音してくれてる場合は、かなり耳に入ってきてる実感があります。
補足:アニメでのシャドーイングも力になってました。なってはいましたが、シャドーイングは頭も体力もかなり使いますので、心も体もマッチョではない私には筋トレのように毎日毎日、何時間も継続して行うことができず、必要量の「長時間」 x 「大量インプット」に達することができていませんでした。
シャドーイングはメンタルがマッチョな人に向いてる練習法だと思います。
リスニング能力を向上させるために必要だったこと
こうしたことから、いくつか気づきが得られました。
・まず1つ目は、「とにかくひたすら繰り返し繰り返し、自分の関心のあるコンテンツを耳に入れる」ということ。耳に入れる量が大事。
・2つ目は、聞くコンテンツはコロコロ変えるよりも「脳内でPDCAを回しつつ、同じものを刷り込みまくる方が同じコンテンツを定点観測できるので、聞き取れるようになっていくプロセスが実感しやすい」ということです。
・3つ目は、繰り返しになりますが、「それらを実行する大量の時間」です。
学習の「効率化」と「エンタメ化」がおすすめ
そんな経緯があって、自分のリスニング学習をより効率的、より楽しむために作ったのが、TraceSpeaker(トレースピーカー)です。
ポイント① 脳内PDCAの無限サイクル
ウェブサイトで利用できるアプリです。冒頭でもお伝えしたように、英語のYouTube動画を吹き替え翻訳のようにオーバーラップするのではなくて、動画の英語音声のあとを追いかけるように日本語をワンテンポ遅れて読み上げます。
ワンテンポ遅れるのがこのアプリのポイントです。まず英語が流れてる時に「この単語知らない単語だ、意味はなんだろう」とか一瞬予測します。
直後に答え合わせ的に日本語が読み上げられるので、この脳内PDCAの無限サイクルを継続してると、徐々に耳の標準があってくる感覚を得ることができます。
ポイント② "ながら" で使う
僕のように横になってゴロゴロ寝ながら聞いてたり、
仕事や家事などしながら聞いたり、
他のタスクをこなしつつ耳に入れることで大量のインプット時間を確保できます。
ポイント③ 学習の成果 = 関心度 x 試行回数
人が何かを学ぶときは「好きなことほど学習効率が高い」です。
・自分の興味のあるコンテンツほど学習効果が高く
・繰り返しの回数が少なくて済む
という特性を利用して、そういったコンテンツで学習できるチャンスをできるだけ増やせるように、YouTube上で利用できる英語の動画を多く集めることを心がけました。(現在全部で3000~4000個ぐらいあります)



良いと思う動画があったら随時追加しています。
最後に
自分もユーザーとして日々改良しながら使っているので、ぜひ使ってみてください。
よろしくお願いします。
・TraceSpeaker 英語 → 日本語 BETA版
https://trace-speaker-app-ja.apple-pepper.net